バイク乗りは帽子が好きだ・・・と思う。そして帽子好きなバイク乗りの中でもカフェ乗りの多くはハンチング帽が好きだ・・・と思う。というわけでもちろん俺も帽子が好きで、ハンチング帽が大好きだ。そんな俺が愛用しているのがAIGLEのハンチング帽。ちなみに今使っているのが4代目で、先祖は全て高速道路走行中に飛ばされていった・・・。
なぜバイク乗りは帽子が好きなのかを考える。メットを被ることによって崩れた髪型をカバーするため?もしくはメットを被っていたがために薄くなってしまった部分を隠すため?理由は人それぞれだろう。だがカフェ乗りがハンチング帽を愛用するのはこれらの理由以上に「ソレっぽいから」ではないだろうか?俺にしても寝癖がつかないほど髪は短いし、そりゃ「最近薄くなってきたんじゃない?」と指摘されたりもするが、まだ隠すほどではない。やはり「ソレっぽいから」なのである。
「ソレっぽいから」とはつまりカフェレーサーっぽいということ。60年代当時のカフェレーサーを題材とした写真集を見てもレザージャケットにハンチング帽というスタイルは多く確認できる。俺もそういったスタイルに憧れてハンチング帽を被るようになった。残念ながらレザージャケットは金銭的、及び体型的理由により購入には至ってはいない。それに俺にはあまり似合わないだろうし。しかしなぜ当時のカフェレーサーにはハンチング帽が多かったのだろう?帽子なら他にもいろいろあっただろうに・・・。
その理由にまずカフェのスタイルにマッチするからというルックスによるものがあるだろう。たしかにカフェ乗りのスッキリしたスタイルにハンチング帽は良く似合っている。しかしそれ以外を自分なりに考えてみると「柔らかいから」という理由に行き着いた。柔らかい、つまりはコンパクトにでき、形崩れの心配が少ないのである。カフェレーサーはスピードを追い求める。そのためにバイクは必要最低限のものしかつけないし、乗り手自身もできるだけスマートな格好をするためバッグを背負ったりはしない。もしそんな彼らのなかにシルクハットでも流行ろうものなら大変だ。バイクに乗る間あの大きい帽子をどこにしまえばいいのというのか。もちろんシルクハットは例えとしての話だが、ハンチング帽なら鍔を包むようにたたんでジャケットでも尻ポケでも簡単に収納することができる。他にもアルミタンクを固定するベルトの間にそのまま挟んだっていい。ようするにハンチング帽というのは見た目だけじゃなく実用性のうえでもカフェレーサーに好まれる理由を持っていた。とういうのが今回の考察での自分なりの結論だが、みなさんいかがだろうか?
さて、これから俺は「帽子ってなんかいいよねっていう話がなぜここまで膨れ上がってしまったのか?」ということについて考えながら長い夜を過ごそうかと思う。ってかもう寝る。
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