前回書いたように只今ダブ子は入院中。そしてケイ子もパンク中。そんなわけでここ最近バス子に乗ってちょくちょく台場に遊びにいってる。駐車場あるし、ダーツが安く遊べる場所があるもんで。今日もスーパーレーサーで飯食って台場で遊んできたんんだけれど、スーパーレーサーを出て車を暖気していたら助手席の彼女が「シートの後ろの隙間に百円落ちてるよ。」と。彼女に取ってもらったらそれは百円ではなくて25セントの記念硬貨。さらにまだ落ちてるということで背もたれを前に倒してみたら他に1セント硬貨と芳香剤、ボトルに入ったエンジンオイルが出てきた。
前のオーナーのことはまったく知らないけれど、アメリカの硬貨が落ちてるってことはバス子はもともとあっちで乗られてたのかもしれない。オーナーの俺は海外なんて一度も行ったことないのに、この車はかつて広大なアメリカを走ってたのかもと思うと嬉しいような悔しいような不思議な気分。芳香剤にしてもバス子を買ったときから匂いはしていたものの、その元がどこにあるかわからず不思議に思っていた。エンジンオイルは古い車なだけにオイルが漏れたりして少なくなってしまった時のために前のオーナーが積んでおいたものと思われる。前のオーナーもいろいろトラブルに遭いながらも楽しく乗っていたのだろうか?
このようにこの車を買ってからそろそろ1年になるというのに、いまだに新しい発見がある。きっと普通に買った車じゃこんな面白さは味わえないと思う。はっきり言ってしまえば今回のような発見はデイーラー側のミスによるものだ。普通の中古車だったら清掃した際にこのような物は見つかり、捨てられるはずだから。でもなぜかこの車だとそんなこともまったくネガにならない。むしろ嬉しいくらいである。車だけじゃなくて、40年以上の間この車を乗り継いできたオーナー達の想いまでを俺は引き継いだような気がしてくる。この先、俺が誰かにこの車と想いを引き継いでもらうことになるかはまだわからないけれど、今は大事に、楽しく、たくさん乗ってやって俺の想いをしっかりとこの車に染み付けておこうと思った。
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